
君こそ未来のオリンピアン
チームを支える保護者の存在、感謝がめぐる最高のチーム
チームの歴史や特徴を教えてください。
創立してから数えると30年くらいになります。今は1年生~6年生まで35名前後所属しています。男女も年齢も練習の時は混合でやります。アシスタントコーチも保護者の方々も小さい子のことはよく見て下さるので、安全に練習できています。武蔵野地域はどちらかと言えば、スポーツよりも習い事に熱心な地域という印象です。ミニバスも、チーム数はそんなに多くないと思います。その中で、うちのチームは私が保護者として入った時から、都や地域の大会に登録して出場するようなチームでした。強い弱いは全く関係なく、大会に登録すること自体が結構大変なんです、手続きがあったり、条件があったり。そこを代々嫌がらずやって下さる方がいるおかげで、多くの試合に出場できています。

保護者の皆さんのサポートが手厚いということでしょうか?
保護者の方の力は本当に大きいです。コロナで体育館が使えなくなってしまった時も、保護者の方が本当に苦労して予約を取って下さって。自分の子どもだけでなく、チーム全体のサポートを考えて下さっているので心強いです。保護者の皆さんには、お子さんに強要はせず応援して欲しいな、と思います。それは自戒を込めて。私自身、自分の子どもに、練習を強要してしまったことがあって、反省しているんです。お互い疲れちゃいますからね。親の期待がプレッシャーになって押しつぶされてしまう子もいます。強くなって欲しい気持ちは、十分にわかります、でも、それが子どもへの強要になってしまうのはやっぱり良くない。私も日々、迷いながら、バランスをとりながら、気を付けていることでもあります。

コロナの影響はどのくらいありましたか?
コロナの影響もとても大きかったです。楽しみにしていた試合が、あと1週間ってところで中止になってしまったり、子どもたちが本当に可哀そうですよね。バスケが大好きで、毎日練習したいって子もいますから。コロナで先が見えない中、練習もできず、大人も何をしたらいいか悩んでいた時に、自主的に公園で練習している子の話を聞いて、それで公園で練習してみようって思えたんです。その子の行動がなければ、公園でやってみようとは思わなかったかもしれない。体育館が使えるようになってから、誰に言われるわけでもなく、子どもたちが大人たちに「練習場所をとってくれてありがとう」とか、コーチに「教えてくれてありがとう」って想いを表現してくれて。本当に嬉しかったですね、コロナで我慢したり諦めたり、嫌な思いをたくさんしている中で、きちんと感謝を伝えることができるって、素晴らしいですよね。メンバーやアシスタントコーチはもちろん、支えて下さっている保護者の方々含め、人に恵まれたチームだなと実感しました。

